ウインチの付け方「トラック改造」とウインチ操作に必要となる資格

By | 2016年7月5日

ウインチには軽トラックにつける物から小型・中型・大型トラックにつける物まで色々な種類があり、基本的に取り付けには頑丈なバンパーが求められますがトラックの場合は、強度に優れ車体架装が容易に行えるラダーフレーム形式が採用されていますので、ウインチを取り付けるのに最も適した車輌と言えます。

トラックにウインチを取り付けることによって、人間の力では積み込むことが不可能な重量物の積み込みが可能になるなど、ウインチを活用することで出来なかった事が出来る様になり利便性を向上することができます。

ウインチは様々なトラックに取り付けることができますが、トラックの中でも最も多く後付けウインチが活用されているのが軽トラックで、農業や林業など幅広く活用することができます。
また、どんな小さなウインチを操作する場合でも特別教育を受けて資格を取得する必要があります。
そこで今回は、ウインチの取り付け方法とウインチを操作する場合に必要となる資格について紹介していきます。

「ウインチは様々な用途で活用できる」

ウインチの取り付け個所はフロントバンパー部分、リヤバンパー部分、荷台部分、自作のレッカーブームなど、しっかりとした金属製の下地がありウインチ本体をボルトでしっかりと固定できる場所であればどこにでもウインチを取り付けることができます。トラックに取り付けるウインチには「電動ウインチ」と、回転ハンドルが付いた「ハンドルウインチ」が主流で、電動ウインチにはリモコンで遠隔操作できるものやブレーキ付きのもの、回転速度を調整してトリム操作できるもの、ウインチハンドルが付いた手動操作できるものなどがあります。

ウインチの用途には、重量物を一人で積み込んだり、不動車を引っ張ったり、農機や園芸用機器の積み込みを行ったり、山に入って道のないところから材を引き出したり、猟で捕獲した獲物を谷から引っ張り上げたり、雪道や山道などでスタックして動けなくなってしまった時に木などにウインチを固定し引っ張り上げ脱出したりと、使い方次第で様々な作業に活用することができます。

「ウインチの取り付け方法と必要工具」

ウインチの取り付けにあたり、まず初めに「ウインチ本体」と「必要となる工具」を用意しておきましょう。必要となる工具は下記のようになります。また、ウインチの取り付け方法は、取り付けるウインチによって多少の違いがありますが、基本的な取り付け方にはほとんど違いがありません。

  • ・電動ドリル
  • ・鉄工用(金属用)ビットセット
  • ・ポンチ
  • ・ハンマー
  • ・マーカー

本体が組みあがっていないウインチの場合は、まず初めにウインチ本体を組み立てておいてください。そしてウインチ本体を任意の取り付け位置に合わせて取り付け穴の中心を全てマーキングします。次に、マーキングした個所をドリルビットの先端が逃げないようにポンチとハンマーを使ってマーキングし、取り付けボルトに適した鉄工用ビットを装着した電動ドリルで穴を開け、付属のボルト(無い場合は要用意)、ナット、ワッシャーでしっかりと固定するだけで簡単に取り付けることができます。また、電動ウインチの場合は赤色コードを車輌のバッテリーのプラス端子に、黒色コードをマイナス端子に接続し、正常に動作することを確認すればウインチ取り付け完了です。

・バンパーに取り付ける方法

軽トラなどのバンパーに取り付ける場合は鉄板やアングルを加工して溶接する必要がありますので、アングルや鉄板を取り付けるウインチ本体に合わせてガス切断機やサンダーなどで切断して鉄板にウインチを取り付けた後トラック本体のバンパー部分に溶接して、バッテリーコードをバッテリーに接続します。

ウインチを取り扱うのに必要となる資格

ウインチは「巻上げ機」に分類され、車載(搭載)型ウインチなどの形態別ウインチや建設・土木用ウインチ、用途別ウインチ、電動ウインチを取り扱う場合には「巻上げ機運転の業務にかかる特別教育」という特別教育を受講して資格(終了証)を取得する必要があります。なお、仕事(業務)などで使用する場合だけではなく、プライベートで使用する場合であっても資格は必要で、無資格でウインチを操作して事故が起きた場合は「無資格運転」となり罪が重くなってしまいますのでウインチを使用する場合は必ず資格を取得するようにしてください。

「受講場所」
巻上げ機運転の業務にかかる特別教育は、各事業所(企業等)又は都道府県労働局長登録教習所において受講することができます。

「受講資格」
・満18歳以上

「準備するものと受講費用」

  • ・長袖の作業服
  • ・安全靴
  • ・ヘルメット
  • ・軍手

費用は受講する機関によって多少の違いがありますが、テキスト代を含めて15,000円程度で受講することが可能です。

「特別教育の内容」
・学科講習科目

  • 1.巻揚げ機に関する知識               3時間
  • 2.巻上げ機の運転に必要な一般的事項に関する知識   2時間
  • 3.関係法令                     1時間

・実技講習科目

  • 1.巻上げ機の運転                  3時間
  • 2.荷掛け及び合図                  1時間

改造してしまったら売却時に買取価格が下げられてしまうのか!?

ウインチを取り付けることでトラック本体に穴を開けたり溶接をしたりと、改造車になってしまい買取価格が大きく減額されてしまうのでは?と、ウインチの取り付けをためらっている方もおられると思いますが、結果としてはケースバイケースです。買取価格が下がってしまうケースとしてウインチ本体を取り外したり、余計な部分に穴や溶接跡がある場合です。

また、買取価格がアップするケースの例として、軽トラックの的確な場所に状態の良いウインチが正確に取り付けられ、正常に動作している場合はウインチ付き軽トラックとして割り増し価格で販売されることになりますので、プラス査定になることも多々あります。これはウインチの需要が高い軽トラックに限らず適格にウインチが取り付けられて作業の効率化を図ることができるトラックの場合はプラス査定の期待が持てます。

しかし、どの買取業者でも改造車として減額されないのかというとそうではありませんので、ウインチを取り付けたトラックを売却をする場合はトラックの高価買取を専門としているトラック買取専門業者を利用するようにしてください。

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