トラックを買い替えるベストなタイミングの目安と重要なポイント

トラックを長期間使用していると故障が多くなり修理を行うべきか買い替えるべきか悩む方も多いと思いますが、買い替えるベストなタイミングを見極めることでトラックの買取価格の大きな減額を避けることができて高く売ることができますし、修理費用を節約することもできます。

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しかし、反対に買い替えのタイミングを見誤ると買取価格が急激に減額し、次のトラックを購入する費用に大きな負担がかかりますし、故障個所も日増しに増えていきますので修理費用もそれに比例して増えていくことになります。
また、買い替えを渋った結果、次のトラックを購入できるだけの修理費用を支払っている方も少なくありません。

つまり、高く売れる時期に売ってしまって次のトラックに買い替えた方が費用面で圧倒的に効率的な買い替えを実現することができます。しかし、買い替えの目安となるような基準が分からないためベストなタイミングの見極めに困ってしまう方も多いと思います。

そこで今回は、トラックを買い替えるベストなタイミングを見極める目安とトラックを高く売るために重要なポイントについて紹介していきます。

「そもそもトラックの寿命はどれくらい!?」

トラックのエンジンは耐久性と耐用性に優れたディーゼルエンジンを採用しており、修理がしやすく部品交換も容易に行えるように作られていますので、普通乗用車よりも寿命が長いのが特徴です。トラックの寿命は定期的なメンテナンスや点検を怠っていなければ20年以上は持つとされており、走行距離にして100km以上走行することが可能とされていますが、トラックの寿命の目安としては20年・100km程度とされています。

しかし、実際のトラックの寿命と買取需要の寿命は異なり、中古トラックの需要が限りなく低くなる時期が買取需要の寿命になります。トラック購入者は新車登録から使用年数が11年目から15年程度にかけて故障が多くなり修理費用などのコスト面の問題から廃車にする方が多い状況にあり、11年目以降のトラックには購入者がつきにくいことから、15年目までが買取需要の寿命とされていますので、15年を過ぎたトラックにはほとんど価値が残っていないと判断されてしまいます。

「買い替えのベストなタイミングはいつ!?」

トラックを廃車にする方が多い使用年数が11年目を過ぎるとトラックの価値が急激に下がりますので、高く売るためには必然的に10年までにトラックを売る必要があるのですが、「トラック買取をより高額で売ることができる時期は使用年数が7年目までのトラック」とされています。

これはメーカーのフルモデルチェンジが行われる時期も買取需要に大きな影響があり、トラックなどの商用車は7年~8年おきにフルモデルチェンジが行われており、フルモデルチェンジが決まったトラックは値引き幅が大きくなってしまいますので買取価格も伴うように低くなってしまいます。

「トラックを高く売って次のトラックの購入資金に充てたいという方の買い替えにベストなタイミングは新車登録年から使用年数が7年未満ですので、6~7年ペースの買い替えがベストな買い替えサイクルと言えます。」

「買い替えのタイミングを見誤るとどうなる!?」

買い替えのタイミングを見誤ると買取価格は大幅に下がってしまうことで、買い替え時の購入費用に大きな負担がのしかかってきます。さらに、使用年数が多くなるにつれて故障が多くなり、修理費用がマイナスになっていきますが、15年を超えるとエンジンのオーバーホールを伴う修理が必要になることが多くあり、エンジンのオーバーホール費用だけで100万円以上は必要になってしまいます。

また、エンジンのオーバーホールが必要になったトラックをそのまま売却することも可能ですが、当然オーバーホールに必要な修理分は減額されてしまいますし、廃車を勧められることも少なくありません。

「ベストなタイミングも重要ですが買取業者選びはもっと重要!!」

トラックを高く売るうえで最も重要になっているのは買取業者選びです。トラックの場合はトラックの買取を専門に扱う「トラック買取専門業者」に依頼することで、日本国内はもとより海外に多くの販路を確保していますので、中古車買取業界に買取依頼するよりもはるかに高額で売却することができます。

また、新車登録年から15年を超えると買取需要が限りなく低くなってしまうトラックは廃車にするしかないのかと考えるかもしれませんが、そんな心配は一切いりません。海外では機能性や燃費性が非常に高く、故障が少ないことで根強い人気を誇る日本製トラックの需要が非常に高く、多くの日本製トラックが世界中の幅広い分野で活躍しています。さらに、海外では日本製トラックを30年以上は使用しますし、走行距離も200kmを上回っているトラックがほとんどで、中には300km以上走行しているトラックも少なくありません。日本では「調子が悪くなると買い替える」が主流ですが、海外では「エンジンが再起不能になるまで乗り潰す」が主流です。

トラック買取専門業者は、海外への販路を多く確保していることにより、国内の買取需要の寿命に関係なく低年式、事故車、故障車、水没車、災害車など、どんな状態のトラックであっても高く売ることが可能です。

しかし、低年式のトラックは年式が古くなるにつれて故障も多くなってきますし型遅れになってしまいますので、ある程度減額されていくことは間違いありません。ですので、できるだけ早く古いトラックを売却して次のトラックに乗り換えることをお勧めします。

もし、もうそろそろ買い替えの時期かなと考える方や、古くなりすぎているけど高く買取ってくれるのだろうかと思う方、査定額だけでも知りたいという方は、現在、トラックをより高く売るために多くの方が利用している一括査定サイトを利用してどれくらい高く売れるのかを確かめてみてはいかがでしょうか。

なお、トラック買取専門業者の一括査定サイトは、もちろん費用は無料ですし、基本的にメールでのやり取りとなりますので、査定後の迷惑電話の心配も一切ありませんし、査定で記入したトラックの情報に虚偽が無い限りインターネット査定で得た査定額を買取価格にそのまま反映することを確約しています。さらに、すぐに多くの現金が必要という方にも嬉しい「支払いは振り込みではなく即日現金払い」です。

トラック事故!トラック事故の要因見直しと事故車への対応

トラックで交通事故を起こしてしまえばトラックの修理や被害弁済なども大切ですが、トラック事故の要点を見直し今後事故を起こさないように心がけることも大切です。ドライバーであるあなたの事故要因はどこにあったのでしょうか?管理者にはどのような要因があったのでしょうか?また、事故を起こしたトラックは修理を行って再度使用するか廃車にする以外はどのような選択肢があるのでしょうか?

事故車

この項目では、トラックの交通事故の要因や事故車への対応について紹介していきますので、事故要因を見直して頂き今後の事故防止や、事故を起こしたトラックの処分方法など、今後のトラック事業に役立てて頂きたいと思います。

トラック事故の要因を見直して全ての要因を取り除く

トラックの交通事故発生は「ドライバー面」「車輌面」「管理者面」「走行環境面」の4つの要因があり、1つの要因で発生する場合や複数の要因が重なることにより発生する場合がありますが、交通事故を防ぐには全ての要因を取り除く必要があります。

「ドライバー面で最も多い要因」

何といってもトラックを運転しているドライバーの事故要因が多くを占めていますが、運転者面の事故要因は「疲労」によるものが最も多く、睡眠不足や遊興、家庭の事情などによる「日常生活」に問題があったり、長時間の運転や深夜・早朝の不規則な勤務時間などによる「勤務体制」に問題があったりと、ドライバーが疲労を伴い運転することにより、判断ミスや操作ミス、居眠り運転などを誘発し重大事故に発展してしまうケースが多いです。また、スマートフォンの普及による「ながら運転」事故が急増していますし、ナビや漫画、タバコ、による「わき見運転」や「薬物」「飲酒」の影響を伴う事故も多く発生しています。

ドライバー面の事故要因は「日常生活」「勤務体制」による「疲労」が一番の要因ですが、それ以外の要因はドライバーが強く意識することによって防げる点が多くあります。トラックを運転するドライバーは周りを巻き込んだ重大事故を発生させないためにもプロドライバーとして体調管理や生活管理など、自分の意識を再度見直すことが大切です。

「管理者面の要因」

管理者面の要因として「運転者への教育不足」が最も多く指摘されています。また、個人事業主や自家用として自身でトラックを管理している方は「ドライバー面」と「管理者面」を含む全ての要因を自身で対応する必要があります。
また、現在ではトラックドライバー不足が懸念されていますが、ドライバー確保以上に大切なドライバーの教育指導や意識管理、生活管理、体調管理も管理者の重要な役目です。

それ以外に懸念されている管理者面の要因は、運転前の点呼の未実施、過剰な運転時間・業務時間の強要によるドライバーへの負担、荷主からの厳しい要求による過積載や速度超過、ドライバーの体調不良を報告しにくい環境、ドライバーの適性診断未受診などが挙げられます。

管理者は重大事故を防止するためにドライバーへの教育や管理を徹底することはもちろん、ドライバーの離職や労働法令違反による営業停止などの行政処分を避けるためにもドライバーへの無理な強要は絶対に行わないようにしなければいけません。

「車輌面の要因」

車輌面の要因として、走行毎の「日常点検の未実施」によるエンジントラブルやタイヤ摩耗が原因のバーストが主な要因で、それ以外にはドライブレコーダー・デジタルタコグラフの未装備、積載物の影響、運転する車輌を変更したことによる車輌感覚不足などが挙げられます。

走行前には必ず日常点検を実施し、必要な装備を揃えたり、急な運転車輌の変更にドライバーが対応できるような体制を整えておく必要があります。

「走行環境面の要因」

走行環境面での要因として、トラックの構造上「自車の前が見えにくい」ことが事故を起こしやすい要因を作り出しています。走行環境面で注視される点は、高速道路から一般道への進入時、道幅が狭い道路走行時、信号機が見えにくい道路走行時、雪や凍結、雨などによる路面が滑りやすい道路走行時、などが挙げられます。

「運送会社にお勤めの方の注意点」

車輌保険に加入していれば事故を起こしたトラックの修理費用の全額又はほとんどを保険会社によって支払ってもらうことができますが、運送業界では車輌保険はおろか任意保険に加入していない企業が多くあり、ドライバーが修理費用を全額負担することが一般的です。

毎日頑張って仕事に行っているのに給料以上にお金を支払っては何の意味もありません。ドライバーは荷主や会社の要求にこたえることも大切ですが、最も重要な部分は安全運転を心がけて事故を起こさないことです。

事故を起こしたトラックの処分方法

事故の程度によりトラックの破損具合が異なりますが、問題は修理を行って再び使用した方が特なのか、売却処分してしまった方が特なのか、どちらが結果的に得をするかということです。しかし、事故を起こしてエンジン内部やメインの電気系統に故障が発生したトラックは修理によって一時的にトラブルが改善されることになりますが、後々トラブルが発生することも多くありますので、トラックを買い替えた方が無難と言えます。

基本的に修理費用が購入費の4分の1を上回る場合は売却を考える必要が出てくるとされていますが、エンジン載せ替えが必要になる場合は、普通乗用車のエンジン載せ替え費用の倍以上もの高額な費用が必要となり、エンジンの載せ替え費用や破損個所の修理費用を合わせると数百万円もの高額な費用が必要になりますので、事故車を売却して良質な中古トラックを購入した方が確実に得と言えます。

また、大きな事故によりトラックが大破してしまい廃車処分するしかないと考えているトラックも少なくないと思いますが、大破しているトラックであってもトラックの買取を専門に扱う「トラック買取専門業者」に買取依頼することで価値がなく処分費用が必要と思っていたトラックを高く売ることができます。

トラック買取業者は全国に自社整備工場を設けており、廃車寸前のトラックであってもオーバーホールや修理を行い再利用することができます。また、トラック買取専門業者は修理したトラックを新興国などの日本製トラック需要が特に高い海外へ転売することで大きな利益につなげています。

トラック買取専門業者では事故車や不動車、故障車、水没車、災害車など、どんな状態のトラックでも高額買取が可能です。もし、事故や故障などにより処分に困っているトラックがあるのでしたら、トラック買取専門業者を一括して査定できる「一括査定サイト」を利用して、置き場に困るトラックを大きなお金に換えてしまってはいかがでしょうか。

→ 事故車の買取について

トラックのエンジンブローの原因・症状・予防法や修理費用について

トラックの中でも最も重大なトラブルとして「エンジンブロー」が挙げられますが、エンジンブローとはエンジン内部に重大な故障が発生している状態で、エンジンブローを起こすとトラックが走行不能になったり火災が発生したり、最悪の場合はエンジンが再起不能に陥ってしまう恐れがあります。

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エンジンブローはトラックに致命的なダメージを与えるうえに重大事故にもつながる危険なトラブルです。エンジンブローには様々な原因や前兆、症状がありますので、重大なトラブルを避けるためにもトラックをダメにしてしまわないためにも、エンジンブローの知識を身に着けておいて頂きたいと思います。

そこで今回は、トラックのエンジンブローの原因や症状、前兆、予防法、修理費用などについて紹介していきます。

「エンジンブローの原因や症状」

エンジンブローのブローとは「ダメージを負い壊れるさま」を意味するもので、トラックに言うエンジンブローとは、エンジンの構造によって原因や症状に多少の違いがありますが、トラックの大半に搭載されているディーゼルエンジンには往復ピストンエンジンの「レシプロエンジン」が採用されており、レシプロエンジンの場合は外部からの強い衝撃によりシリンダーブロック(クランクケース)やクランクシャフトなどの損傷やオイル切れによる焼き付きによる固着など、エンジン構成部品の破損によりエンジンに著しいダメージを受けた状態のことを意味します。

外部からの衝撃によりエンジンブローが発生する原因や症状には、コンロッドが折れてシリンダーブロックを突き破ったり、ターボチャージャーのコンプレッサーブレードの破損やタイミングベルトが切れることによってバルブを突き上げたりなど、様々な原因や症状がありますが、シリンダーブロックに穴が開いた場合はオイルが大量に噴射することから火災に発展してしまう危険性が伴います。

「エンジンブローの前兆」

エンジンブローは複数の原因が積み重なって発生するトラブルで、「エンジンから異音が発生」したり、「加速が鈍い」「ホッピングする」など、何らかの前兆があるケースもありますが、タイミングベルトが原因の場合などは前兆がなく急にエンジンが停止して走行不能に陥ります。このように、前兆のあるものから何の前兆もなく急に発生するものもありますが、前兆がある場合はエンジンブロー寸前の状態であるケースが大半を占めています。

また、エンジンから異音が発生している場合はピストンやバルブに異常が発生していますので、そのまま走行を続けると確実にピストンが破損してエンジンが停止してしまうことになります。

「エンジンブローの予防法とは」

エンジンブローを引き起こす原因には様々なものが挙げられますが、その中でも特に注意して頂きたいのが「エンジンオイル」です。

エンジンオイルとはエンジンに使用されている潤滑油のことで、摩耗や焼き付きなどを軽減する「潤滑」高温になったエンジン各部を「冷却」温度差により発生する水分からの錆を防ぐ「防錆」シリンダーとピストンの隙間によるパワーロスやブローバイガス排出を防ぐ「密封」スラッジを吸収・分解する「清掃」など、エンジンを正常に動かし続ける重要な役割を担っており、エンジンオイルがないとエンジンを動かすことができないことはもちろん、エンジンオイルなしでエンジンを回転させるとエンジン内の様々な部品と共にエンジン自体が故障・破損・焼き付きしてしまうことになります。

オイル漏れやオイル量の不足により、エンジンオイルの供給が不足していたり、オイル下がり・オイル上がりなど、何らかのトラブルによりエンジンオイルの供給が滞ったりした場合は、エンジンオイルにより摩耗や焼き付きを軽減する潤滑が必要な部品において著しい摩耗が発生してエンジンブローを引き起こす危険性が飛躍的に高まります。

また、エンジンオイルが不足すると油圧が上昇しますので油圧計が異常な動きを見せたら危険信号です。また、エンジンオイルランプ(警告灯)が点灯した場合は即エンジンブローが発生する可能性が高いですので要注意です。

エンジンブローを未然に防ぐための予防法は、定期的なエンジンオイルのメンテナンスが最も有効と言えます。もし自分では不安という方はガソリンスタンドや自動車用品店でも行ってくれますので、そちらにお願いするという手もあります。

「エンジンブローが発生してしまった場合の修理費用」

もしもエンジンブローが発生してしまった場合は、最悪の場合エンジン載せ替えが必要になりますが、トラックの場合はエンジン載せ替え費用が数百万円は必要になってきます。

また、エンジンブローで保険は適応されないのかという質問が多く見受けられますが、たとえ車輌保険をかけていたとしても修理費用は一切出ません。というのも保険の仕組みは事故に対する損害を保険会社が保険金として支払うというものですので故障を対象としていません。

ですので、エンジンブローのエンジン載せ替え費用は総額負担することになるのですが、誰しもが数百万もの高額な載せ替え費用を支払うか新たなトラックを購入するか悩んでしまうと思います。また、数百万円ものエンジン載せ替え費用を支払うくらいなら少し足してでも新しいトラックを購入したほうがと考える方も多いと思いますが、トラックを買い替えるにしても「エンジンブローを引き起こしたトラックをどう処分すれば良いのか?」「処分費用は必要なのか?」が気になりますよね。

通常であればエンジンブローを引き起こしたトラックを引き取ってもらうにはスクラップ費用などが必要になってきます。しかし、エンジンブローを引き起こしたトラックであってもトラックの買取を専門に扱う「トラック買取業者」であれば買取可能ですので、高額な載せ替え費用を支払うくらいならトラック買取業者にエンジンブローを引き起こしたトラックを売却して新たなトラックの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

トラックのマフラーから黒煙・白煙を吐き出す原因と対策法

ディーゼルエンジンを搭載しているトラックは黒煙を吐くというイメージがありますが、最近黒煙が酷くなってきたと感じることはありませんか?また、黒煙とは反対にマフラーから白煙を吐くようになり、どこか故障してしまったのでは?と困惑している方もおられると思います。

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黒煙や白煙はトラックからの故障を知らせるサインで、マフラーから排出される排気ガスの色によって原因や対策法に違いがあります。また、黒煙や白煙が発生している場合は、早く対策しないと最悪のケースではエンジンがダメになってしまうこともあります。

そこで今回は、トラックのマフラーから白煙・黒煙が出る原因と対策法についてまとめてみました。

マフラーから黒煙を吐き出す原因と対策法

トラックが黒煙を吐き出す場合には様々な原因が考えられますが、主な原因には下記の3点が考えられます。

「吸入酸素量不足」
ディーゼルエンジンは吸入した空気を圧縮することにより高温となった圧縮空気で燃料を着火させる働きもしますので、燃料から混合気を作り出す空気と燃料を着火する圧縮空気の2重の悪影響を及ぼし、空気の吸入量が不足しディーゼル燃料比率が増えるため黒煙の量が増えています。

・対策法
吸入酸素量不足はエアクリーナーのつまりや汚れが原因ですので、エアクリーナーの清掃を行うことで黒煙を改善することができます。

「燃料供給状態の不具合による不完全燃焼」

燃料供給状態の不具合が原因で黒煙が発生している原因には、噴射ポンプや噴射ノズルの不具合により、燃料噴射量が多すぎる、燃料噴射のタイミングがずれる、燃料噴射状態が悪い、などのトラブルが発生して、結果的に「不完全燃焼」になることで黒煙を発生させています。

・対策法
燃料供給状態の不具合による不完全燃焼が原因で黒煙を発生している場合は、燃料ポンプや噴射ノズルを点検する必要がありますので、整備工場に修理依頼する必要があります。

「シリンダ摩耗による圧縮力不足」

通常はシリンダやピストンリングによって燃料を着火するのですが、シリンダやピストンリングの摩耗により、圧縮比が不足してノッキングや不完全燃焼を引き起こし、黒煙を吐き出す原因となります。

・対策法
シリンダやピストンリングの摩耗が原因で黒煙を発生させている場合は、エンジンのオーバーホールが必要になります。また、トラックエンジンのオーバーホールは小型トラックでも最低100万円以上は必要となります。

マフラーから白煙を吐き出す原因と対策法

ディーゼルエンジンでは構造上ある程度の黒煙を排出するのですが、黒煙ではなくエンジン始動時や走行時に白煙を吐き出す場合はそのまま走行を続けることは危険ですので早目の対処が必要です。マフラーから白煙を吐き出す場合は「オイル下がり・オイル上がり」「燃料に水が混入」が主な原因です。

「オイル下がり」

オイル下がりとは、バルブシールの経年劣化やゴムの拡張によりシリンダヘッド側から燃焼室へとエンジンオイルが下がるトラブルのことで、オイル下がりが発生することによって呼気バルブ側に漏れたオイルが溜まり、燃焼室でエンジンオイルと燃料が一緒に燃焼することから白煙を発生させています。また、オイル下がりで発生する白煙の特徴はエンジン始動時のアイドリング後にエンジンをふかした際に大量の白煙が発生し、走行時にはあまり白煙が発生しません。

・対策法
軽度のオイル下がりであればオイル下がり添加剤を使用することで、添加剤がオイルの粘土を上げて隙間を埋めてくれますのでオイル下がりを改善することができますが、オイル下がり添加剤を使用してもオイル下がりが改善されない場合には、バルブシールを交換する必要があります。

「オイル上がり」

オイル上がりとは、シリンダ、ピストンリング、ピストンのいずれかが損傷、摩耗していることが原因で、クランクケース(オイルパン)に溜まっているエンジンオイルがピストンに押し上げられて燃料室へと上がっていくトラブルのことで、クランクケースから上がったエンジンオイルが燃料と一緒に燃焼することで白煙を発生させています。また、オイル上がりで発生する白煙の特徴はエンジン始動時、アイドリング時やエンジン低回転での走行時にはあまり白煙が発生せず、エンジン回転数を上げたりエンジン高回転での走行時に大量の白煙が発生します。なお、トラックのディーゼルエンジンの構造上、オイル下がりよりもオイル上がりで白煙が発生しているケースの方が割合的に高いです。

・対策法
オイル上がりが発生している場合は、シリンダやピストンリング、ピストンのいずれかが損傷、摩耗していることが原因ですので、エンジンのオーバーホールやエンジンの載せ替えが必要になり、高額な修理費用が必要になります。

「燃料に水が混入」

白煙を吐き出す際のほとんどがオイル上がり・オイル下がりが原因ですが、燃料に水が混入することによって、排気ガスに水蒸気を多く含み白煙を吐き出す原因となります。

・対策法
燃料に水が混入している場合は、燃料タンクのドレンにより水抜きを行うことで白煙を改善することができます。

「まとめ」
今回はトラックのマフラーから黒煙・白煙を吐き出す原因と対策法について紹介してきましたが、黒煙や白煙を吐き出す原因には深刻なトラブルが発生していることもあり、エンジンのオーバーホールが必要な場合には数百万円の修理費用が必要となることも少なくありません。もし、エンジンのオーバーホールが必要な場合は、高額な修理費用を支払うよりもトラックを購入したほうが得かもしれませんので、トラック売却も視野に入れた黒煙・白煙対策を行う必要があります。

大型トラックに必要な法定点検の「日常点検」「定期点検」について

大型トラックには法定点検として、1日1回運行の開始前に行う「日常点検」と、大型トラックやバス、レンタルトラックなどの業務用トラックに定められている一定の期間ごとの「定期点検」を実施することが法律で定められています。

日常点検や定期点検はトラックやバスなどの故障原因になるような不具合を早期発見して事故を未然に防ぎ、車輌の性能持続を図るために行うものですが、もし、日常点検や定期点検を実施していない場合は道路運送車両法違反となり罰則が設けられています。また、定められた台数以上の大型トラック・バスを使用する場合は、使用の本拠ごとに「整備管理者」を選任しなければいけない「整備管理者制度」が定められています。

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そこで今回は、業務用トラック・バスに必要な法定点検の「日常点検」「定期点検」「整備管理者制度」についてまとめてみました。

トラック・バスに必要な法定点検とは

大型トラックやバス等には「日常点検」と「定期点検」を行うことが法律で義務付けられており、使用毎に点検する日常点検と、車輌総重量、乗車定員によって定期点検の期間が「3ヶ月点検」「6ヶ月点検」「1年点検」に定められています。

・3ヶ月点検(全47項目)
「自動車運送事業用自動車(貨物軽自動車運送事業を除く)」「車輌総重量が8t以上の自家用貨物自動車(大型トラック)」「乗車定員11人以上の自家用自動車(バス)」「レンタカーの貨物自動車(軽自動車を除く)」

・6ヶ月点検(全21項目)
「レンタカーの乗用自動車及び軽自動車」「車輌総重量が8t未満の自家用貨物自動車及び特殊用途車(軽自動車を除く)」

・1年点検(自家用:全77項目・事業用:全96項目)
「車輌総重量が8t以上の自家用貨物自動車(大型トラック)」「自家用乗用自動車(荷台や特殊な設備を持たないセダン型)」「ワンボックス型等のマイカー)」「軽貨物自動車」「軽特殊自動車」「二輪車(総排気量125cc超)」

業務用自動車の中でもサイズが大きく、乗車定員が多い車輌は、事故を起こした場合に重大事故に発展する危険性が高いですので、より定期的な点検を強化し短い期間で定期点検を行うように定められています。

「整備管理者制度」の概要とは

大型トラックやバスのような車輌構造が特殊な自動車で事故の際の被害が甚大となる自動車を用いる場合は、専門的知識を持って車輌管理を行う必要があるとして国土交通省により「整備管理者制度」が定められ、一定数以上の大型トラック・バス又は業務用自動車を使用する場合は、資格要件を満たした「整備管理者」を選任する必要があり、定期点検は整備管理者が実施する必要があります。

下記の自動車についてそれぞれ定められた台数以上使用する場合は本拠ごとに整備管理者を選任しなければいけません。

・事業用・レンタカーは乗車定員11人以上のバス、自家用は乗車定員30人以上のバス(1台)

・乗車定員11人以上29人以下の自家用マイクロバス(2台)

・乗車定員10人以下で車輌総重量8t以上の自家用トラック・バス等、乗車定員10人以下の事業用トラック・バス等(5台)

・貨物軽自動車運送事業用自動車(軽自動車又は小型二輪自動車)、乗車定員10人以下で車輌総重量8t未満のレンタカー(10台)

「整備管理者の要件」

また、整備管理者として選任するには、下記のいずれかの資格要件を満たしている必要があり、整備管理者を選任したときには15日以内に地方運輸局長に届け出を行うことが義務付けられています。

1.整備の管理を行おうとする自動車と同種類の自動車の点検もしくは整備又は整備の管理に関する実務経験を2年以上有し、かつ、地方陸運局長が行う「整備管理者選任前研修」を修了した者

2.一級、二級または三級の自動車整備士技能検定に合格した者

「整備管理者の主な権限と罰則」

整備管理者には下記のような権限が与えられます。

  • ・日常点検の実施方法を定める
  • ・日常点検の結果に基づき運航の可否を決定する
  • ・定期点検を実施する
  • ・随時必要な点検を実施する
  • ・点検の結果必要な整備を実施する
  • ・定期点検と整備の実績計画を定める
  • ・点検及び整備に関する記録簿を管理する
  • ・自動車車庫を管理する
  • ・点検及び整備等に関し運転者・整備員等を指導・監督する

また、整備管理者は整備管理規程を定め、定めた規程に基づき業務を行う必要があるとされていますが、この定期点検を実施しなかった場合や、整備管理者制度に違反した場合は、「道路運送車両法違反110条」違反により30万円以下の罰金に処せられます。

「まとめ」
定期点検は整備管理者指導のもと実施されますが、走行毎に行う日常点検は基本的に使用者が行います。また、使用者が日常点検を行うことでトラックの状態変化がよくわかり、トラック使用中のトラブルを未然に防ぐことができます。
プロのトラックドライバーとして、常日頃からトラックの状態を点検して故障や事故などが無いようにしていただきたいと思います。

トラックの「違法改造車(不法改造車)」の定義と規制・罰則

これから現在使用しているトラックの見た目をカッコよくして目立ちたい!など、トラックを改造・カスタムしようかとお考えの方も少なくないと思いますが、改造・カスタムを行うことで違法改造車(不法改造車)になってしまわないか不安に思う方もおられるでしょう。当然、違法改造車に分類されてしまえば様々な規制や罰則がありますので注意が必要です。

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市販の状態から何かの手を加えることで改造車になるのですが、改造車には2種類があり、法定基準内の「合法改造車」と、法定基準外の「違法改造車」に分類されます。ですので、違法改造車の定義を知って違法改造車に分類されないような改造・カスタムを行う必要があります。

そこで今回は、違法改造車の定義と規制や罰則などの注意点についてまとめてみました。

違法改造車の定義とは

排気量 全長 全幅高さ

軽自動車   : 660cc以下: 3.4m以下 :1.48m以下:2.0m以下

「長さ:±3cm 幅:±2cm 高さ:±4cm 車輌重量:±50kg」

・普通自動車  :2000cc以下 : 12.7m以下 :2.50m以下:3.8m以下
  「長さ:±3cm 幅:±2cm 高さ:±4cm 車輌重量:±50kg」

・大型特殊自動車: 制限なし : 12.7m以下 :2.50m以下:3.8m以下
※普通自動車と大型自動車は排気量以外のサイズは同じです。
  「高さ:±3cm 幅:±2cm 高さ:±4cm 車輌重量:±100kg」

これ以上の改造を行う場合は、構造変更となり陸運支局又は自動車検査登録事務所に構造等変更検査の申請を行う必要があります。構造等変更を行って検査に通れば「合法改造車」として認定されることになります。しかし、飾りつけやマフラーによる騒音問題など改造してはいけない箇所が多くあります。例として、デコトラのキレイなマーカーランプなども車体から少しでも出っ張っていればアウトです。ですので、改造パーツを購入する際は合法基準であるか否かを確認してから購入するようにしてください。

違法改造車の規制や罰則などの注意点

「整備工場で整備・車検を受けられない」
当然、違法改造車はディーラーや車検場で整備や車検を受けることができませんが、街の整備工場であっても整備・車検を受けることができません。また、違法改造車と分かって整備した場合は、整備工場は違反点数により行政処分されることになります。また、違反点数は地方陸運局長が自動車分解整備事業の認証をしている「認証工場」であるか、車検整備も可能な「指定工場」であるかによって違いがあります。

認証工場の場合は違法改造1台につき15点、分解整備不適切で10点、整備記録簿の虚偽記載で10点の減点となり、違法改造車1台の整備だけでも20日間の認証停止、5台以上で認証取消となり整備工場を存続していくことはできなくなります。また、指定工場の場合は違法改造1台につき30点、保安基準不適合車に適合証交付(車検)で45点の減点となり、違法改造車1台に車検を通すだけで40日の認証停止、検査院の解任、指定取消しがなされます。

このように、整備工場は違法改造車の整備を行うことで大きなメリットを伴いますので、違法改造車は故障や不具合が生じても整備を受けられないことになります。なお、合法改造車の場合は車検を受けることが可能ですが、車検証に「改」と記載されることになります。

「保険に加入できない・適応されない」

違法改造車は自動車の存在自体が違法な状態ですので、当然、自動車保険に加入することはできません。また、すでに自動車保険に加入した後にトラックに違法改造を施した場合に、違法改造車を運転していて事故を起こしてしまった場合は、シートベルトや整備不良とは別次元の扱いとなり、相手側の人身以外はおりませんので、両者の車輌修理費用や自分の入院費などは全て自分で支払わないといけません。

また、車検証に「改」の記載がある合法改造車の場合でも保険会社によっては保険契約ができないことも少なくありません。

「違法改造車の罰則」

違法改造と整備不良を混合している方も多くおられるようですが、整備不良とはウインカーやブレーキランプなどの直さなくてはいけない部分を直していないことを指し、違法改造車は法定基準を破った違法な行為ですので、全く別のものです。ですので、整備不良の場合は違反点数や反則金を支払う必要がありますが、違法改造の場合は違反点数や反則金ではなく、より厳しい罰則が用意されています。

・違法改造車の罰則:6か月以下の懲役又は30万円以下の罰金

このように、ひどい場合には逮捕されてしまうこともあります。

「検挙された場合は違法改造車のステッカーを張られる」
現在では、国内の自動車保有台数が平成28年時点で約8,100万台となり、自動車が生活にとって欠かせない移動・輸送手段とされるなか、交通事故による死傷者の増加や大気汚染による環境問題、騒音に係る環境の悪影響などを受けて違法改造の防止や違法改造車の排除を呼びかける運動が全国各地で実施され、全国の警察による違法改造車の取り締まり・規制が強化されています。さらに、陸運支局等により「違法改造車(不法改造車)・黒煙110番」が全国64ヵ所に設置され、寄せられた情報をもとに違法改造車ユーザーに対し警告ハガキを送付するなどの措置もとられています。

もし違法改造車として検挙された場合は「不正改造車」というステッカーが貼られることになります。また、ステッカーが貼られてから15日以内に違法改造箇所を改善して陸運支局の改善確認検査を受けないといけないのですが、期日内に改善確認検査を受けなかった場合や、貼付けされたステッカーを剥がしてしまうと車検証やナンバープレートを没収されることになります。

「まとめ」
違法改造を行うことで見た目や走行性能などを向上することはできますが、それ以上にデメリットの方が大きいような気もします。あまり極度な改造はしないほうが懸命のようにも思えますが、私自身もデコトラや改造は嫌いではありませんし、デコトラや改造車を制作するのであればとことん改造してやろう!と思うはずです。人それぞれ価値観は違いますので自分の判断で可能な範囲内で改造を行って頂きたいと思います。

トラックの抵当権設定方法と完済したときの抵当権抹消について

トラックを新たに購入する場合は数百万円から一千万円以上が必要になります。また、事業拡大のために複数台トラックを購入するとなると莫大な費用が必要になってきます。さらに、多くのトラック購入費用が必要となると銀行からの融資なしでは難しいのが実情です。

抵当権

銀行側としても信用性の高い企業に多く融資したいのが実情ですが、貸す側としてもリスクを伴うためそれなりの担保が必要なことも事実です。しかし、借りる側としては担保として成立するようなものがないことがほとんどです。

そこで利用したいのが不動産によく聞く「抵当権」で、トラックにも抵当権を設定することができます。トラックに抵当権を設定することで、万が一返済に行き詰ってもトラックを換価することで借金の残金を穴埋めすることができる「保険」を掛けることができるのです。

そこで今回は、トラックに抵当権を設定する方法と融資が完済した際の抵当権抹消手続きについて紹介していきます。

「抵当権とは」

債務の担保に供した物について他の債権者に先立って自己の権利の弁済を受ける権利です。簡単に説明すると個人が所有するトラックを担保にお金を借りて返済が怠るとトラックが換金されて債務(貸金)の返済に充てられる制度で、抵当権の「抵当」とは、借金の際、お金が返せなくなったら貸主が自由に処分していいと約束する担保のことです。

抵当権は所有権が移るものではなく、所有者が抵当権成立後も引き続き使用・利益にすることができると定められていますので、遅れがなく返済を行っていれば通常通り使用することができます。なお、「所有権保留」というものがありますが、こちらはトラックを担保にお金を借りることができますが借金を完済するまでトラックの所有権は保留するというものです。

また、トラックの抵当権は不動産の抵当権とは違い、「自動車抵当法」によって定められており、通常、普通乗用車は「減価償却」が早く全ての車に抵当権を設定することは難しいのですが、トラックやバス、建設用特殊車輌などの営業用の車は下落が緩やかですので抵当権を設定することができるのです。また、自動車抵当権は車検証に掲載されることはなく、登録事項照明を取得しないとわかりませんので、抵当権が付いているトラックとばれることはまずありません。

(減価償却とは、時間の経過や使用により価値が減少することを意味します。)

自動車抵当権設定手続きの手順とは

まず初めに、自動車抵当権設定手続きを行う前に、銀行や消費者金融などの金融機関から融資を受けることを確約し「金銭消費貸金契約書」を受け取っておく必要があります。

「登録場所」
確実に融資を受けることが確約すれば自動車抵当権設定手続きを行うのですが、手続きを行うことができる場所は対象とするトラックの登録地域を管轄する「陸運局」又は「自動車車検登録事務所」になります。

自動車抵当権設定手続きに必要な書類や費用は以下のようになります。

「必要書類」

  • ・抵当権登録申請書(OCRシート第5号様式)
  • ・抵当権登録申請書(ワンラインティングシート)
  • ・登録原因を証する書類(金銭消費貸金契約書・抵当権設定契約書、等)
  • ・登録義務者の印鑑証明書(発効から3ヶ月以内のもの)
  • ・登録権利者の資格証明書(登記簿謄本等)
  • ・国庫納付書領収書(納付額が3万円以下の場合は印紙の添付で代替可)

「自動車抵当権登録に必要な費用」

登録に必要となる費用は借入金額の1000分の3となりますので、2,000万円の融資を受けるのであれば6万円納付することになります。

「手続きが面倒な方は代行サービスを利用」

抵当権の登録手続きは当日中に終了しますが、手続きを行える陸運局は平日の夕方までしか受付を行っていませんので、平日に時間を作ることができない方や手続きが面倒という方は、陸運局の近で行政書士が行っている代行サービス(代書屋)を利用することで、行政書士に手続きを代行してもらうことができます。なお、代行サービスにかかる費用は1台につき1万円~2万円程度が相場です。

抵当権抹消手続きの手順とは

返済が完済すると基本的に金融機関から契約証書と抵当権抹消手続きに必要な書類を受けることができ、抵当登録手続き同様に陸運局か自動車車検登録事務所で行うことができます。また、こちらも司法書士の代行サービスを利用することで手続きを代行してもらうことが可能で、代行に必要となる費用はほぼ同額です。

「必要書類」

  • ・抵当権抹消登録の対象となるトラックの登記事項証明書(登記簿謄本)
  • ・解除証明書または弁済証書
  • ・登記事項証明書または代表者事項証明書
  • ・委任状

「抹消登録の費用」
・トラック1台につき1,000円

抵当権登録手続きが終了することでトラックの抵当権設定は完了し、返済に行き詰った際の穴埋めや債権者の心理負担を軽減することもできます。しかし、借主から生まれる利益から借金を返済していくほうが借主にとっても貸主にとってもメリットがあるはずですので、計画性のある借入を実現して頂きたいと思います。

ウインチの付け方「トラック改造」とウインチ操作に必要となる資格

ウインチには軽トラックにつける物から小型・中型・大型トラックにつける物まで色々な種類があり、基本的に取り付けには頑丈なバンパーが求められますがトラックの場合は、強度に優れ車体架装が容易に行えるラダーフレーム形式が採用されていますので、ウインチを取り付けるのに最も適した車輌と言えます。

トラックにウインチを取り付けることによって、人間の力では積み込むことが不可能な重量物の積み込みが可能になるなど、ウインチを活用することで出来なかった事が出来る様になり利便性を向上することができます。

ウインチは様々なトラックに取り付けることができますが、トラックの中でも最も多く後付けウインチが活用されているのが軽トラックで、農業や林業など幅広く活用することができます。
また、どんな小さなウインチを操作する場合でも特別教育を受けて資格を取得する必要があります。
そこで今回は、ウインチの取り付け方法とウインチを操作する場合に必要となる資格について紹介していきます。

「ウインチは様々な用途で活用できる」

ウインチの取り付け個所はフロントバンパー部分、リヤバンパー部分、荷台部分、自作のレッカーブームなど、しっかりとした金属製の下地がありウインチ本体をボルトでしっかりと固定できる場所であればどこにでもウインチを取り付けることができます。トラックに取り付けるウインチには「電動ウインチ」と、回転ハンドルが付いた「ハンドルウインチ」が主流で、電動ウインチにはリモコンで遠隔操作できるものやブレーキ付きのもの、回転速度を調整してトリム操作できるもの、ウインチハンドルが付いた手動操作できるものなどがあります。

ウインチの用途には、重量物を一人で積み込んだり、不動車を引っ張ったり、農機や園芸用機器の積み込みを行ったり、山に入って道のないところから材を引き出したり、猟で捕獲した獲物を谷から引っ張り上げたり、雪道や山道などでスタックして動けなくなってしまった時に木などにウインチを固定し引っ張り上げ脱出したりと、使い方次第で様々な作業に活用することができます。

「ウインチの取り付け方法と必要工具」

ウインチの取り付けにあたり、まず初めに「ウインチ本体」と「必要となる工具」を用意しておきましょう。必要となる工具は下記のようになります。また、ウインチの取り付け方法は、取り付けるウインチによって多少の違いがありますが、基本的な取り付け方にはほとんど違いがありません。

  • ・電動ドリル
  • ・鉄工用(金属用)ビットセット
  • ・ポンチ
  • ・ハンマー
  • ・マーカー

本体が組みあがっていないウインチの場合は、まず初めにウインチ本体を組み立てておいてください。そしてウインチ本体を任意の取り付け位置に合わせて取り付け穴の中心を全てマーキングします。次に、マーキングした個所をドリルビットの先端が逃げないようにポンチとハンマーを使ってマーキングし、取り付けボルトに適した鉄工用ビットを装着した電動ドリルで穴を開け、付属のボルト(無い場合は要用意)、ナット、ワッシャーでしっかりと固定するだけで簡単に取り付けることができます。また、電動ウインチの場合は赤色コードを車輌のバッテリーのプラス端子に、黒色コードをマイナス端子に接続し、正常に動作することを確認すればウインチ取り付け完了です。

・バンパーに取り付ける方法

軽トラなどのバンパーに取り付ける場合は鉄板やアングルを加工して溶接する必要がありますので、アングルや鉄板を取り付けるウインチ本体に合わせてガス切断機やサンダーなどで切断して鉄板にウインチを取り付けた後トラック本体のバンパー部分に溶接して、バッテリーコードをバッテリーに接続します。

ウインチを取り扱うのに必要となる資格

ウインチは「巻上げ機」に分類され、車載(搭載)型ウインチなどの形態別ウインチや建設・土木用ウインチ、用途別ウインチ、電動ウインチを取り扱う場合には「巻上げ機運転の業務にかかる特別教育」という特別教育を受講して資格(終了証)を取得する必要があります。なお、仕事(業務)などで使用する場合だけではなく、プライベートで使用する場合であっても資格は必要で、無資格でウインチを操作して事故が起きた場合は「無資格運転」となり罪が重くなってしまいますのでウインチを使用する場合は必ず資格を取得するようにしてください。

「受講場所」
巻上げ機運転の業務にかかる特別教育は、各事業所(企業等)又は都道府県労働局長登録教習所において受講することができます。

「受講資格」
・満18歳以上

「準備するものと受講費用」

  • ・長袖の作業服
  • ・安全靴
  • ・ヘルメット
  • ・軍手

費用は受講する機関によって多少の違いがありますが、テキスト代を含めて15,000円程度で受講することが可能です。

「特別教育の内容」
・学科講習科目

  • 1.巻揚げ機に関する知識               3時間
  • 2.巻上げ機の運転に必要な一般的事項に関する知識   2時間
  • 3.関係法令                     1時間

・実技講習科目

  • 1.巻上げ機の運転                  3時間
  • 2.荷掛け及び合図                  1時間

改造してしまったら売却時に買取価格が下げられてしまうのか!?

ウインチを取り付けることでトラック本体に穴を開けたり溶接をしたりと、改造車になってしまい買取価格が大きく減額されてしまうのでは?と、ウインチの取り付けをためらっている方もおられると思いますが、結果としてはケースバイケースです。買取価格が下がってしまうケースとしてウインチ本体を取り外したり、余計な部分に穴や溶接跡がある場合です。

また、買取価格がアップするケースの例として、軽トラックの的確な場所に状態の良いウインチが正確に取り付けられ、正常に動作している場合はウインチ付き軽トラックとして割り増し価格で販売されることになりますので、プラス査定になることも多々あります。これはウインチの需要が高い軽トラックに限らず適格にウインチが取り付けられて作業の効率化を図ることができるトラックの場合はプラス査定の期待が持てます。

しかし、どの買取業者でも改造車として減額されないのかというとそうではありませんので、ウインチを取り付けたトラックを売却をする場合はトラックの高価買取を専門としているトラック買取専門業者を利用するようにしてください。

トラックのリーフスプリングの特徴とメリット・デメリットとは

最新のトラックでは空気を充填したゴム製のペローズを使用した「エアサスペンション」も登場していますが、トラックのサスペンションの主流となっているものは、長さの違う板を重ねたリーフ式サスペンションの「リーフスプリング(板バネ)」が採用されていることが多くあります。

また、普通乗用車のサスペンションは、長いバネ銅や銅線をコイル状に巻いた「コイルバネ」が主流ですが、コイルバネとリーフスプリングではどのような違いがあるのでしょうか?サスペンションがリーフスプリングになることによるメリット・デメリットは何なのでしょうか?

そこで今回は、リーフスプリングの特徴や種類、メリット・デメリットについて紹介していきます。

トラックに主流のサスペンション「リーフスプリング」の概要と特徴

「リーフスプリングの構成と種類」

リーフスプリングの構成は、長さの異なる銅性の厚い板バネを4枚~8枚程度重ねたものが一般的で、一番長い板バネが「親バネ」と呼ばれ、両端をシャックルと呼ばれる連結金具でフレームに取り付けられています。また、これらの板バネを使用したサスペンションのことを「リーフ式サスペンション」と言います。

リーフスプリングの形状の違いによる種類には、長さの異なる板バネを重ね合わせた「マルチリーフスプリング」板厚を変化リーフスプリングで重ね合わせた、通称TLS「ロングテーパーリーフスプリング」があり、前輪・後輪での違いは、フロント用スプリングの「フロントリーフスプリング」中・小型トラックの後輪1軸車に多く採用されている「リヤスプリング」大型トラックの後輪2軸車に多く採用されているトラニオンタイプの「リヤスプリング」があります。

なお、リーフスプリングのサスペンションを構成する部品には「ショックアブソーバー」があり、リーフスプリングが撓ることで路面からの振動を吸収して車体を安定させ、ショックアブソーバーで路面からの衝撃を車体に伝えないように吸収することで、乗り心地のいい安定走行が可能になります。

「リーフ式サスペンションの種類」

リーフ式サスペンションとは、車軸と車台をつなぐサスペンション方式の一種で、トラックに使用されているリーフ式サスペンションの種類は、リーフスプリングを逆さにしてトラニオンシャフト上に固定した一点集中型の「トラニオンサスペンション」や、リーフスプリングを各車軸上に設置し、フレーム中央に設置されたイコライザービームに連結した「レイコサスペンション」などがあります。また、レイコサスペンションについては3点支持式と4点支持式があり、一点集中型のトラニオンサスペンションと違い、フレームに3点、4点で取り付けるため、より荷重を分散できてサスペンション自体の軽量化を実現できます。

リーフスプリングのメリットとデメリット

トラックにリーフスプリングが採用されることによるメリット・デメリットは次のような点が挙げられます。

「リーフスプリングのメリット」
・高荷重に耐えることができる
リーフスプリングの最大のメリットは高荷重に耐えられるという点です。普通乗用車に多いコイルバネと違い、リーフスプリングをシャックルで固定していますので、路面からの前後上下の衝撃が緩和され大きなトルクが掛かっても耐えられる仕組みになっています。ですので、重量物の運搬にはリーフスプリングが必要不可欠になっています。

・ショックアブソーバーへの負担が少ない
板バネ自体がショックアブソーバーの作用がありますので、ショックアブソーバーへの負担が少なく、トラックなどの貨物車はショックアブソーバーの交換が必要となることはあまりありません。

・サスペンションの構成が簡単
リーフスプリング自体をサスペンションの位置決め構成に使用することができますので、部品点数を減らすことでコスト削減に繋げることもできますし、修理や交換を容易に行うことが可能です。

・構成が簡単なので修理費用が少なく済む
リーフ式サスペンションは他のサスペンションに比べて簡単な構成になっていますので、パーツも少なく修理費用が少なく済みます。

「リーフスプリングのデメリット」

・乗り心地が悪い
リーフスプリングは銅性の固い板バネが使用されていますので、固い乗り心地や段差などを拾いやすく、トラック自体が跳ね上がることもあります。

・破損しやすい
板バネは衝撃が加わっても変形せずに元の形に戻る素材が使われていますが、何百万回、何千万回と繰り返し負担がかかることによって強度が低下して折れてしまうことがあります。

また、その他にもデメリットとして、「バネ下の重量が重くなる」「設計自由度が低い」などという点も挙げられます。

「まとめ」
今回は、リーフスプリングの特徴や種類、メリットやデメリットについて紹介していきましたが、破損やヘタリが生じても簡単な構成ゆえ自分で簡単に修理を行うことも可能です。修理費用をできるだけ抑えたいという方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

トラックのリーフスプリング(板バネ)が破損した場合の修理方法

最新の高性能な大型トラックではエアサス搭載車も多く登場していますが、まだまだ小型・中型トラックの主流となっているサスペンションはリーフスプリング(板バネ)が採用されているものが多いです。

リーフスプリングは重量物の運搬に適したサスペンションですが、板バネが持つ特性ゆえ、折れ(折損)てしまうことやヘタリが発生することが多くあります。
しかし、リーフスプリングは普通乗用車などで採用されている他のサスペンションと比べて簡単な構造になっていますので、交換も容易に行うことができ少ない費用で交換できることも特徴です。

そこで今回は、折れなどが生じた場合のリーフスプリングの交換方法や、折れる原因について紹介していきます。

リーフスプリングの構成や折れる原因

「リーフスプリングの構造」

銅製の長い板を4枚~8枚程度組み合わせたスプリング形式をリーフスプリングと呼び、一番長い板を「親バネ」と呼びます。また、シャックルによってフレームに平行に取り付けられ、リーフスプリングとショックアブソーバーが路面からの衝撃を吸収し、緩和することによって安定走行を可能にしています。

「リーフスプリング(板バネ)が折れる原因」

リーフスプリングは複数枚の板バネによって構成されていますので、一度に全ての板バネが折れるということはほとんどなく、1本ずつ折れていくのが一般的です。

板バネが折れる原因で最も多いのが「脆性破壊」と呼ばれるもので、板バネは外力が加わって変形しても元に戻る弾性の金属ですが、一定以上の衝撃が加わることで、弾性を保つ限界の弾性限界を超え、変形に至らず(曲がらず)にポキッと折れてしまいます。

この他にも、「経年劣化」による耐久性の低下や、繰り返し使用することによる「疲労破壊」などがあり、複数の原因が複合することで折れの原因となることもありますが、トラックの板バネが折れる主な原因はやはり、過積載や段差などもあまり気にせず荒い運転を行っている場合などに、板バネが折損してしまう「脆性破損」が一般的です。

リーフスプリング交換方法

トラックのリーフスプリングは各車軸に設置されているタイプが一般的で、リーフスプリングの交換方法には一番長い「親バネ」を外して折損バネを交換する方法がありますが、メインリーフと呼ばれるシャックルに固定されている上から順に2番目までの1番リーフと2番リーフ以外の板バネのみを交換するのであれば、親バネを外さないで折損バネのみを交換することも可能です。

「親バネを外して交換する方法」

1.まずは折損が発生している箇所のアクスル(フロント又はリヤ)をジャッキアップして安全を確保した後、タイヤを外します。

(注意)この際にトラックが動いてジャッキが外れて事故にあう危険がありますので、フロントの場合はリヤに、リヤの場合はフロントに歯止めをかけることを忘れないでください。

2.タイヤを外した後、アクスルとは別のジャッキを使用して折損している側のシャシ(車体)をアクスルよりも少し高めにジャッキアップして、インパクトレンチが使用できるようにトルクロッドのセンターボルトを抜きロッドを下にさげておきます。

(注意)この際にアクスルのジャッキは外してしまわずにそのままの状態を維持しておいてください。(次の工程で車体が少し下がるため)

3.次に、インパクトレンチなどを使用してリーフスプリングとフレームの接続部にあたる前後の「シャックル」のピンを外すことでアクスルが(2)で置いておいたジャッキの上まで下がります。

4.そしてリーフスプリングの中央付近にある全ての板バネを通っているセンターボルトを抜き取ります。(センターボルトは上部にボルトが設置されています)

5.センターボルトを抜くことで全ての板バネを外すことができますので、できることなら全ての板バネを外し、折損や亀裂が生じている板バネは新しいものに交換し錆が発生している板バネは錆などを落とした後、錆止め塗装などを行ってください。また、センターボルトは新しいものに交換しておくことをお勧めします。

6.新しい板バネセットが整ったら、センターボルトをセットして下部の板バネから順番に組んでいきます。

7.次に、車高調性しながら親バネにシャックルピンを通した後、仮締めを行い、リーフスプリングのセンターボルトを強力に締めて車高調性を行いながら通常位置にセットします。

8.次に、ズレに注意しながらシャックルピンの本締めを行います。

9.最後に、トルクロッドのボルト取り付け、タイヤ取り付けを行うことで、リーフスプリングの交換は終了となります。

「親バネを外さないで折損バネのみを交換する方法」

親バネを外さないで1番リーフと2番リーフ以外の折損バネのみを交換する方法は、上記の「親バネを外して交換する方法」の(3)でシャックルを外さずにリーフスプリングのセンターボルトを抜き取ることで1番・2番リーフ以外の板バネを外すことができます。それ以外についてもさほど変わりはありませんので、上記の「親バネを外して交換する方法」を参考にしてください。

「まとめ」
今回は、リーフスプリングが折れる原因やリーフスプリングの交換方法について紹介しましたが、修理業者に交換依頼を行わずに自分で交換を行うことで、工費を1万円から3万円程度に抑えることが可能です。
さほど難しい作業はありませんので、チャレンジしてみる価値はあると思います。しかし、くれぐれも挟まれ事故などがないように安全には細心の注意を払って作業してください。